開催日:2024年12月18日(水)
令和6年度秩父市スポーツ少年団登録指導者研修会にて、『スポーツと貧血・相対的エネルギー不足による女性アスリートの三主徴』に関する無料講演会を開催しました。
会場:秩父市歴史文化伝承館
🔳参加者の実体験コメントを紹介します。
手術にあたり行った血液検査の結果は、身体に貯蔵される鉄分の基準値を下回った状態でした。子供の頃から良く貧血を起こしていたので慣れがあり、定期健康診断でも特に気にしていませんでした。治療をするにあたり鉄剤を処方され、基準値に達してからの治療となりました。
※貴重な体験談、ありがとうございました。
講演会でお伝えしていますが、健康診断の血液検査で『ヘモグロビン(Hb)・血色素量』の値が正常範囲内だとしても『フェリチン(貯蔵鉄)』が少ない『貯蔵鉄欠乏状態』が問題です。
血液検査項目の『フェリチン(Ferritin)』の値を重要視しましょう。
体内のヘモグロビン量を一定に保つ為にフェリチンが活躍しています。鉄の補充が不足している状態を放置することで貯蔵鉄も補充されなくなり、ヘモグロビンの産生が出来なくなります。
血液検査でHbの値が低い場合は、フェリチンの値も低いと考えられますので、意識した鉄分の摂取量を多くすることが大切です。
鉄の吸収を邪魔する代表格にタンニンが挙げられます。コーヒー、紅茶、赤ワインに多く含まれているので汗を沢山流した後や日頃から貧血を感じている方は、食中・食後の摂取は2時間以上避けることをオススメします。
『なんか最近体がだるいな~』
『少しの運動でも疲れ易くなったな~』
『髪の艶がなくなってバサバサしてきたな~』
『肌の色がくすんできたな~』と感じてきたら、それは鉄欠乏の現れです!
鉄の吸収を高めるビタミンCとクエン酸、及び赤血球とヘモグロビンの構成を助けるビタミンB群とタンパク質をバランス良く摂取するように心がけ毎日の対策を心掛けましょう!
講演会の依頼に関して、ご興味・ご質問がある方は、お問い合わせください。
🔳講演テーマ
➀スポーツと貧血・相対的エネルギー不足による三主徴
➁産前産後のマタニティケア
➂鉄欠乏と赤ちゃん
➃鉄欠乏と心の不調
➄暑さ指数と教育現場の熱中症
➅鉄欠乏と美容(準備中)
🔳藤永製薬株式会社 研究開発本部 吉田
TEL:03-4533-1104
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