蓮田市スポーツ少年団 主催

開催日:2025年6月15日(日)
令和7年度熱中症予防講習会にて、『暑さ指数とスポーツにおける熱中症』に関する講演会を開催しました。
共催:蓮田市スポーツ推進委員連絡協議会
会場:蓮田市総合文化会館(ハストピア)多目的ルーム

🔳参加者からの質問をご紹介します。
・50代男性:サウナも熱中症になりますか?、初期症状で分かり易い状態があれば教えてください。
【講師コメント】サウナもリスクが伴います。室内が高温なので汗をかいて体温調整をします。ところが室内は乾燥しているので、流した汗も直ぐに乾き始めるので体内の水分が減少している状態を感じにくく、脱水症状に陥る可能性があるのです。初期の脱水症状として、喉の渇き、めまい、頭痛が多いようですが、喉の渇きを感じている時点で体は脱水状態になっているので、重篤な状態になることもあります。利尿作用のある、アルコール、カフェインを含むドリンクは逆効果となりますので注意してください。

・30代女性:室内トレーニングの際の望ましい温度設定はありますか?
【講師コメント】WBGT値でいえば24℃位になるのでしょうが、この設定温度で運動をするとかなり暑く感じると思います、動いている間は20℃以下でも暑く感じるでしょう。仮にですが20℃の温度環境下で運動をすれば汗を流す量は少なくなるでしょうが、体が冷える様な環境下での運動は運動効率や怪我を誘発し帰って逆効果となります。体を動かして暑いと感じる程度の方が汗腺の機能も維持され、筋力アップやカロリー消費の効果も上がるようです。

これからの季節が熱中症の本番となりますが、それに備える為にも『暑熱順化』を5月頃から実施しておくことが大切です。